無垢床 お手入れ 蜜蝋ワックス
定期的に無垢床のお手入れにお伺いしているお客様より
今年もご依頼がありました。
無垢材とは1本の木を伐り出して作った木材のことです。
無垢材は時間が経つごとに、自然素材の木ならではの風格が表れます。
年を追うごとに独特な風合いが増していくのが魅力ですね。
日常のお手入れの方法は以下の手順で行います。
まず、表面のゴミやホコリを掃除機や箒で掃除します。
その後、雑巾で乾拭きでおしまい。
1ヶ月~3ヶ月に1回程度、固く絞った雑巾で水拭きをします。
1~2年に1度は定期的にオイルやワックスを塗って、
メンテナンスするのも重要です。
オイル塗装はフローリングを保護して汚れを防ぐ効果があります。
時間が経つとオイルの効果が失われていくので、
定期的に塗り直して保護力を高める必要があるのです。
塗り直しのタイミングは、お部屋によって異なります。
例えば、汚れがつきやすいキッチン床・トイレ床は半年から1年、
リビング床・子ども部屋の床は1~2年、
寝室床・書斎床・家具類は2~3年の頻度で塗ると効果が持続し、
無垢床全体の魅力を増すことができます。
※ただし、メーカーによっては
「オイル不要」「ワックス不要」と謳っているところもあるので、
正しいお手入れ方法を確認することをおすすめします。
メーカーが推奨する方法でお手入れしないと、
変色やくすみなどの劣化が起きる怖れがあるからです。
今回のお客様は蜜蝋ワックスをご希望でしたので、
以下に蜜蝋ワックスの塗り方のポイントを記載します。
未晒し蜜蝋ワックスの塗り方のポイント
①まずはじめに、ワックスを塗る場所のホコリや汚れを拭き取ってください。
②蜜蝋ワックスは半固形です。かき混ぜると液状になります。
それをスポンジに付けます。
③スポンジで薄く延ばしていくイメージで、塗っていきます。
④「かすかにしっとりしている」程度が仕上がりの目安です。
⑤「ワックスを塗ったらすぐに乾いた布で拭いて、余分な油を取ります。
⑥半日~1日かけて乾燥させます。
※蜜蝋ワックス以外には
ドイツ発祥のオスモ、リボス、アウロなどの自然塗料もあります。