網戸のお手入れ
梅雨前のこの時期は、窓を全開にしたくなりますね。
室内へ自然の風を取り入れ、快適に過ごすために
網戸の掃除を行いましょう。
まずは「通常のパネル網戸の掃除」をご紹介します。
<掃除機で吸う方法>
網戸の室内側に新聞紙をセロテープ等で貼り付け、
反対面から掃除機で吸い取ってください。
これで大まかな土砂やホコリは取れます。
<洗車ブラシ>
洗車ブラシは大きな面があり、柄も長いので、
ラクによごれを落とせます。
網戸掃除に加え
窓のすみや溝にたまったホコリも掃き出せるので、便利です。
網戸をブラシで掃き出すときは、部屋の中にほこりが入らないように、
窓は必ず閉め切って行ってください。
<不要になった靴下>
靴下を両手につけて外側と内側から挟み込むように
こするだけでもホコリはとれます。
汚れを落とすだけでもかなりスッキリしますが、
さらにキレイにしたい方は、
次の3つの方法をお試しください。
<フロアワイパー>
1.フロアワイパーに
「ウエットタイプのフロアワイパー用シート」を装着します。
2.網戸が外れたり、たるまないように優しく拭いていきます。
拭くときの順番は「汚れが少ない部屋側→汚れが多い外側」。
3.「上から下へ」を基本に、縦・横・斜めから拭きます。
上から下へ拭くのはホコリがその方向に落ちるため。
あらゆる方向から拭くのは一方向からだけでは
完全にキレイにはならないからです。
4.シートは裏返して使うことができるものが
ほとんどなので、片面が真っ黒になってきたら、
適宜裏返してきれいな面で拭くようにしましょう。
<メラミンスポンジ>
1.できるだけ大きめにメラミンスポンジをちぎり、
水を含ませて固く絞ります。
2.フロアワイパーの場合と同様、
汚れの少ない部屋側から優しく擦っていきます。
3.「上から下へ」を基本に、縦・横・斜めから擦り、
格子状の網戸の全方面をキレイにしていきましょう。
4.擦っていると、メラミンスポンジは
どんどん黒くなっていきます。
一面が真っ黒になったら
キレイな面を使うようにしましょう。
アコーディオン網戸の掃除
網の部分にプリーツ加工を施し、
使用しないときに汚れがつきにくいという特長を
もっているアコーディオン網戸(もしくはプリーツ網戸)。
いくら汚れにくいといっても使っているうちに
多少の汚れはつきます。
そのためアコーディオン網戸にも掃除が必要ですが、
「サッシから外せない構造の製品が多い」
「通常のパネル網戸と違って網に凸凹(プリーツ)がある」
という点においてお手入れしにくいのが難点です。
そこでまずはメーカーなどが推奨している掃除方法を
確認しましょう。
アコーディオン網戸の掃除の最大のポイントは
「折り目に沿って掃除をする」という点です。
1.掃除機を使って網についたホコリを吸い取ります。
2.薄めた洗剤をつけたスポンジまたは布で
掃除機では取れないホコリ以外の汚れを、
挟むようにして取ります。
3.このとき必ず網の折り目に沿って、
上下に拭き取るようにします。
4.最後に真水を含ませて固く絞った雑巾で、
網を挟むようにして洗剤を拭き取ります。
ロール網戸の掃除
ロール網戸は網をロール式に巻き取れるように設計することで、
コンパクトな収納を実現した製品です。
使用していないときは
巻き取り装置の中に完全に収納されるため、
窓からの景観も損ないません。
ただしアコーディオン網戸と同様に、
ロール網戸もメンテナンスが問題となります。
メーカーが推奨している基本の掃除方法を確認しておきましょう。
なお以下の方法は
上下巻き取り式のロール網戸の掃除方法ですが、
左右巻き取り式でも基本は同じです。
1.ロール網戸を引き出した状態にします。
この状態で掃除機などで網についたホコリを取ります。
2.部屋側の網はこの状態で掃除できます。
水もしくは薄めた洗剤を含ませた布やスポンジで
優しく拭いていきます。
3.洗剤を使った場合は真水を含ませた雑巾で
洗剤を拭き取り、
最後に乾いた雑巾で乾拭きします。
4.完全に乾くまで網戸を引き出したままにします。
乾いたら内側の掃除は完了です。
5.次に外側の掃除をします。
網戸を引き出した状態で巻き取り装置のカバーを
所定の方法で開きます。
6.水もしくは薄めた洗剤を含ませた布や
スポンジで巻き取り装置内に見えている網を
横方向に拭きます。
これで外側の網を掃除していることになります。
(製品により取り外しが必要となる場合もあります。)
7.巻き取り装置のカバーを手で持ち上げながら、
一度に掃除できるぶんだけ巻き上げます。
8.巻き取り装置内の網を横方向に拭きます。
網を全て巻き取るまで7と8の手順を繰り返せば、
網の両側の掃除は完了です。
9.最後に忘れずに
巻き取り装置のカバーを閉めましょう。
※すべての商品がこの通りの掃除方法とは限りません。
掃除の前に必ず取り扱い説明書等で確認してください。
網戸の掃除、やはり自分では…、という方はプロにご依頼を。