追い炊き機能の不具合
今回は追い炊き機能の不具合について。
ようやく秋めいた気温となり、
湯船に浸かることも多くなってきました。
お風呂に追い焚き機能があれば、
風呂に入る時間帯を気にせずに済み、いつでも温かいお風呂に浸かることができます。
その便利な機能に不具合が生じた場合の主な原因と対策は以下のとおりです。
浴槽の湯量不足
浴槽に適量のお湯が張られていない場合も、追い焚きできなくなります。
追い焚き機能は、浴槽と給湯器の間で水が循環し、お湯が温められる仕組みです。
そのため、浴槽に一定量の湯量がないと水の循環ができません。
循環フィルターの汚れ
浴槽の湯量が十分にあるにも関わらず追い焚きができないときは、
循環フィルターの詰まりかも。
循環フィルターは、配管にゴミや髪の毛が入らないようにする役割を果たします。
浴槽の循環フィルターに汚れが詰まっている場合は、掃除を行うと解決します。
掃除の手順は、以下のとおりです。
①フィルターをつかんで半時計回りにまわして外す
②フィルターと受け側の溝や穴を歯ブラシなどで掃除
③フィルターや受け側をシャワーの水で洗い流す
④フィルターを元に戻す
循環フィルターの取り付けミス
循環フィルターの掃除後、フィルターを逆さまに取り付けた場合、
「自動湯ハリ」はできます。
しかし「追い炊き」は循環金具のお湯が出る所が上を向いているので、
給湯器からの温かいお湯は上に向かって出てしまいます。
その結果、
浴槽内の湯舟の温度は循環金具の上の方から温まりますので、
半分くらいのところで追い炊きは終わってしまいます。
取り付けの際は、
循環金具の本体の上部に「赤い三角」のしるしと
外したフィルターの「赤い三角」のしるしを合わせて取り付けましょう。
「とめる」の方向に少し回し「カチッ」と音がしたら、OK。
にごり系、乳白色の入浴剤を使用した
にごり系や乳白色型の入浴剤を使ってから、追い焚きがうまくいかなくなった場合には、
給湯器の内部に、入浴剤の成分が付着している可能性があります。
温度測定を行うパーツに膜が張ることで、
正しく温度が測れずに湯船が温まらない場合もあります。
給湯器内部の誤作動
給湯器の電源を一度リセットすると、
追い焚きできない不具合が解消される場合があります。
追い焚きボタンをオフにして、
しばらく待ってから再度オンにしてみてください。
給湯器内部の誤作動が原因で、
追い焚き機能が正常に作動していない場合に有効です。
追い焚き機能の故障
電源をリセットしても循環フィルターを掃除しても解決しない場合は、
追い焚きセンサーや電気系統に問題があるのかも。
この場合はメーカーや修理業者へ点検依頼が必要です。