ガスコンロをまるごとキレイに 其の三
③ 天板全体
最後はガスコンロの天板の汚れを
キレイにしておしまいです。
油汚れが積み重なっているので
重曹を粉のままふりかけて
吸収させます。
まず、重曹を天板にまんべんなくまぶします。
うっすらと広がるくらいで大丈夫。
15分ほどおいて、
重曹が油汚れを吸収するのを待ちます。
雑巾を濡らして固くしぼり、
汚れをこすりとるイメージで
重曹ごと天板全体を拭き取ります。
雑巾をすすぎ、残った重曹も拭き取って完了。
拭き上げたあと、
白く粉をふいたように
重曹が残ることがあります。
これを解消するには「クエン酸」が便利。
濡らした雑巾に少しだけふりかけ、
もみこんだものでもう一度拭きましょう。
クエン酸が重曹と反応しスッと消えます。
最後に乾いた雑巾で仕上げれば完成です。
少し手間ですが、
クエン酸で拭き上げるだけで
格段に仕上がりがよくなります。
おさらい
重曹をつかったガスコンロ掃除の注意点とは?
「使う鍋の素材」
アルミ製の鍋で重曹を煮ると
変色する恐れがあります。
必ずホーローかステンレス製の鍋を使いましょう。
「素手で触らない」
重曹は65℃以上のお湯で溶かすと、
水、二酸化炭素、炭酸ナトリウムに分解されて
「強アルカリ性」になるので、
素手での扱いには注意が必要になります。
冷めても強アルカリ状態は変わらないので、
五徳を鍋から取りだす際は、
ゴム手袋をつけて取り出したり、
トングを使うなど、
鍋の中の液体に
素手で直接触れないようにしましょう。
「重曹の拭き残し」
バーナーなどは掃除に使った重曹が残ってしまうと
目詰まりを起こすことがあります。
天板も白く跡が残って見た目が悪いので、
「重曹を使ったらキレイに拭き取る」を
徹底しましょう。
クエン酸で拭いて仕上げるとピカピカに。
時間がたつと
油汚れは定着して焦げ付きやすくなるので、
3~4ヶ月に1度くらいは
ガスコンロをキレイにしましょう。
重曹以外に特別な洗剤なども必要ないので、
手順さえ覚えてしまえばルーティン化でき、
気持ち良く家事ができます。