フライヤーのお手入れ
最近は、飲食店の方からのお問い合わせが
増えています。
コロナ禍において
店舗内の衛生面を優先的に
見直しされているのでしょう。
飲食店では、
品質(Quality)、サービス(Service)、清潔感(Cleanliness)が
とても重視されます。
飲食店は、安全な食べ物を提供しなければなりません。
そのため、
厨房では徹底した掃除に配慮する必要があります。
厨房のなかで掃除に困る設備の上位として
「フライヤー」が挙げられます。
フライヤーの汚れや焦げ付きをそのままにしておくと、
衛生面に不安が残るのはもちろん、
フライヤー本体の熱効率低下の原因にもなります。
また、焦げ付き汚れは異物混入の要因にもなることも。
今回はフライヤーのお手入れについてご紹介します。
1.排油
まずは油の温度が90℃以下になるのを待ちます。
油温が下がったのを確認したら、
排油口の下に油こし網をのせた排油管を設置し、
排油バルブをゆっくり開いて排油を行います。
油が抜け切ったら、
残った揚げカスなどを再給油などで取り除きます。
最終的に、油槽内に揚げカスが残らないように注意しましょう。
2.油槽への注水(注湯)
排油バルブをしっかりと閉め、
廃油口の下にバケツなどの容器を置きます。
その後、換気設備の電源を入れ、
油槽内に水、またはお湯を入れましょう。
適正油量ラインまで注いだら、
そこへ中性洗剤を投入します。
3.フライヤーの加熱
フライヤーを加熱し、
油槽内に水、またはお湯が沸騰するまで続けます。
この際、から炊きになっていないかをチェックするために、
フライヤーからは目を離さないようにしましょう。
沸騰を確認したら加熱を止め、
ガスの元栓を閉めましょう。
4.油槽内の清掃
まずは排油バルブを開き、
先ほど注いだ湯を適正油量ラインと浸管の間まで抜きます。
その後、水を適正油量ラインまで注ぎ、
また抜くといった作業を繰り返して温度を下げていきます。
十分に温度が下がったら、
油槽内を洗剤と一緒にブラシなどでこすり洗いします。
水が汚れてきたら排油バルブを開き抜きましょう。
この作業を繰り返し、
最終的には湯を使って洗剤を洗い流します。
衛生面をしっかり保ち、ランニングコストを抑えるため
フライヤーの清掃は飲食店にとって
非常に重要な作業です。
安心・安全を確保するために、
定期的な清掃を欠かさないようにしましょう。
フライヤーの清掃も承っております。
フライヤー清掃の達人、上林が
皆様のご用命をお待ちしております。