追い焚き 風呂釜洗浄
今日は皮膚炎に罹かかったことで、
追い焚き配管洗浄を検討されたお客様から
ご依頼がありました。
24時間風呂やジャグジーなどで繁殖する
菌が起こす皮膚炎があるらしい。
追い焚きは浴槽の冷たい水を
「風呂釜」と呼ばれる湯沸かし装置を通して温め、
浴槽に吐き出す仕組みになっているため、
一度でも浸かったお湯を追い焚きすると、
配管の中に湯垢などの汚れが溜まってしまうのです。
そのため、いろいろな菌も増殖してしまうことに。
追い焚き配管も定期的なお掃除が必要です。
ご家庭でのお手入れは以下のとおり。
2つ穴(自然循環式)
このタイプの風呂釜は、
内部にドロッとした湯垢がたまりやすい傾向にあります。
日頃から水抜きをよくしたり、
掃除のたびに穴にホースの水を勢いよく入れて
洗ったりするなど、湯垢をためない工夫をしましょう。
それでも湯垢が気になり始めたら、
次のようにして掃除をします。
①2つの穴の下の方を、古タオルなどで塞ぐ。
②上の穴から、酸素系漂白剤を50g程度押し込む。
③上の穴から50~70℃のお湯を、溢れる直前まで注入する。
④30分~1時間放置する。
⑤下の穴のタオルを外し、
⑥上下の穴からそれぞれ水道のホースで勢いよく水を流し、
⑦湯垢が出尽くすまで洗う。
1つ穴(強制循環式)
1つ穴の風呂釜や、
湯止めカバーのはずせないタイプの風呂釜の場合は、
残り湯を利用して洗浄します。
①浴槽に水位が穴より5cmぐらい上になるように水を溜める。
風呂の残り湯を利用すると節水になる。
②酸素系漂白剤250gを残り湯に入れて、ざっとかき混ぜる。
このとき粒子が完全に溶けていなくても構わない。
③40℃程度(入浴する温度程度)になるまで湯を沸かし、
風呂釜の中を湯が循環することを確認する。
④洗浄したい風呂備品(風呂椅子、洗面器など)があれば、
一緒に湯に浸けておく。
⑤浴槽に蓋をすると温度が下がりにくく効率的に洗浄できる。
⑥3時間程度そのまま放置する。
⑦3分程追い焚きして風呂釜の中に湯を循環させてから排水する。
⑧水道のホースで水を穴に勢いよく当てて内部を洗う。
浴槽や風呂備品はスポンジで軽く擦り洗いする。
※ヒノキや大理石の浴槽、24時間風呂にこの洗浄方法は使えません。
ご自身では大変だなぁという方はプロにご相談を。