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エアコンクリーニングをしたのにニオイがする

今回のご相談は、他の業者にエアコンクリーニングをしてもらったが、

ニオイがする、というもの。

 

エアコンクリーニングをしてもニオイが残っている原因は

いくつかあります。

 

 

・部屋の臭いや生活臭

エアコンは部屋の空気を吸い込み、

熱交換器で冷やした(暖めた)風を部屋に送り出して空気を循環させます。

 

エアコンを長時間運転すると、

家具やじゅうたん、壁にしみこんだニオイの成分がエアコン内部の熱交換器に付着し、

運転時にニオイとして出てくることがあります。

 

ニオイの発生源としては他にも、

化粧品、芳香剤、タバコの煙、食品、人の汗、衣類のニオイ、

ペット臭などが挙げられます。

 

ニオイが気になるときは、

エアコンに搭載されているニオイを軽減する機能をお使いください。

 

ニオイを軽減する機能は機種により異なります。

 

お持ちのエアコンに搭載されている機能は取扱説明書をご確認ください。

 

 

 

・エアコン内部に残った汚れ

クリーニングしてもニオイが残っている場合、

クリーニングの際の洗浄不足が考えられます。

 

あるいは、エアコンクリーニングでは洗浄できないパーツに

カビ・サビ・雑菌が残っているのかもしれません。

 

中でも熱交換器から出る水を受ける役割を持つ「ドレンパン」は、

カビが発生しやすい部分ですが、

ほとんどのクリーニング業者はドレンパンのパーツまでは分解洗浄を行いません。

 

ドレンパンは、自分で掃除することは難しいので、

ドレンパンのパーツまで分解して掃除してくれる業者を選びましょう。

 

 

・配管パテの隙間

エアコン室内機とエアコン室外機を繋ぐため、

建物の壁面にはエアコンの配管を外に出す穴が開いています。

 

その穴を塞ぐのに『配管パテ』と言うものが使用されていますが、

この配管パテは様々な外的要因や経年劣化により、

建物とパテとの間に隙間が出来たり、パテがひび割れを起こしてしまいます。

 

そんな隙間やヒビから虫やニオイが室内に入ってくることも考えられます。

 

 

・ドレンホース内の汚れ

ドレンホースとは、室内機に溜まった水を室外に流し出すホースのことです。

 

内部に汚れや虫の死骸などが詰まっている場合もニオイの原因になることがあります。

 

 

・配管の劣化

室外機の熱を室内機に送るために設置されている配管ですが、

もしこの配管が劣化して亀裂が入っていた場合、

虫やニオイがエアコンの室外機を経由して侵入することも考えられます。

 

この配管は通常は化粧や耐熱テープで覆われており、

劣化や亀裂が入っているかの確認するのが難しい部分です。

 

 

 

クリーニングしてもエアコンからニオイがしている場合は、

クリーニングを担当した業者に問い合わせすることが先決です。

 

無料でもう一度クリーニングをしてもらえることが多いです。

 

しかし、通常のエアコンクリーニングでは取りきれない

内部のパーツのカビや汚れが原因でニオイが発生している場合は

エアコンクリーニングの完全分解洗浄を依頼しましょう。

 

 

ニオイを発生させないためには

定期的なお手入れをしながらエアコンを使うことが大切です。