カラスなどのフン害
今日のご相談は、
電線にカラスが止まらないようにしてほしい、
というもの。
カラスは、いったんその場所が気に入ると
習慣のように同じ場所に止まり、
秋口の集団ねぐらを形成する時期になると、
黒い集団が辺りを埋め尽くすことも。
鳩やカラス、雀など
野生で生息している鳥のフンには、
いろいろな雑菌や病原菌が含まれています。
乾燥したフンを吸い込むことで
喘息などのアレルギー症状を起こす原因にも。
フンの影響は、
胎児への危険性が高まるので
妊娠中はとくに注意しましょう。
また、人体だけではなく、
建物自体への影響も。
鳥のフンは強い酸性なので、
ベランダの手すりの金属部分に付着すると、
金属が変色したり破損してしまう可能性もあるので、
見つけたらすぐに対処してください。
さて、冒頭の電線に止まらないようにしてほしい、
というご要望ですが、
お掃除屋さんでは、対応できない場所のため、
お力になることができません。
電線は、電力会社、NTTなどの管轄となります。
お住まいの電力会社等に相談すると
鳥よけの対策をしてくれるらしいです。
しかも無料で。
鳥よけ対策をして、目の前の電線からいなくなっても
今度は違う場所で糞害をもたらすことになり、
抜本的な解決とはならないようです。
カラスの個体数が減少すれば、
被害の程度や件数が減ることから、
駆除などで減らす取り組みもありますが、
エサの量を減らしていくことでの
自然減少が望ましいと考えます。
野生動物は食べ物の量に比例して
その個体数が増減するものです。
ゴミの減量や、ゴミ集積所への出し方、
公共のゴミ箱管理を徹底して、
カラスにゴミを食べられないようにすれば、
自然とその数は減っていくのです。
しかしながら、
一方では、虫などを食べてくれる
益鳥としての役割もあります。
人と鳥がバランスよく共生できる社会が
望ましいですね、