エアコンクリーニングピークシーズンを迎えて感じること
- マッチングサイト(くらしのマーケット、ユアマイスター、ミツモア)
- 大手のフランチャイズ会社(ダスキン、おそうじ本舗)
- 電鉄系サービス会社(東急ベル、小田急くらしサポート、京王ほっとネットワーク、京急サービスなど)
- ホームセンター系(コーナン、島忠ホームズ、DCM、ロイヤルホームセンターなど)
- 家電量販店系(ヤマダ、ビックカメラ、ジョーシン、エディオンなど)
- 家事代行サービス系(ベアーズ、カジーなど)
- その他(東京ガスのハウスクリーニング、イオンのカジタク、くらしのセゾン、生協など)
- まだ独立開業して顧客のいない経験少ない職人さん
- 大規模で多くの従業員を抱えている会社
以上の2タイプにわかれます。
そういうわけで、
ピーク時こそ「大手系列の企業」への発注・・・という考えに至ると思うのですが
ハウスクリーニングの世界においては大手企業系列だからと言って、大人数の人材を確保できているわけではない
という事実があります。
大手系列のハウスクリーニングサービスは「自社施工」でなく、
業務委託しているエリア別の職人さんに都度発注しているスタイルのため
ピーク時は大混乱しているケースが多いようです。
職人さん個人に依存しているため
本人の体調不良やケガで、ドタキャンが発生したり
職人さん個人の受注とダブルブッキングしてしまい、そちらを優先するなど…
(そのレベルかよ、、、という部分もありますが、事実なので)
この3年のコロナ渦で仕事が停滞していた状況もあり
大手各社が、よい職人さんをハイシーズンにスケジュール確保できていない状態にあるようです。
エアコンクリーニングシーズンは、ハウスクリーニング業界にとって超繁忙期である一方
水漏れ、破損などのトラブルが増える時期でもあります。
確かな技術研修を行うことができる会社で
トラブル対応できるマネージャークラスの人材が育っている組織であれば良いのですが
私が知る限り、そのレベルの会社や組織は、
大手の下請け業務からは徐々に遠ざかり、自社リピートに注力している状態であります。
某・大手ハウスクリーニング会社では
年間のクレーム発生率は5%を超えており
エアコンクリーニングシーズンは10%近いと聞いています。
おそうじマスターズが年間で0.02%のクレームをいただいていますが
0.02%でも深刻だという認識です。(日々反省、日々改善)
私たちであれば5%以上クレームが発生するビジネスであれば
いったん受注を停止し、1%未満になるビジネスモデルにしてから再開すると思います。
やればやるほど、顧客の信頼を失うビジネスは
結局、顧客のリスト元である会社自体が大きく信用を失う話であり
「ちょっと、エアコンクリーニングで稼ごう」という気軽な気持ちと比較したときに
プラスが少ないのではないかと感じています。
大手系列のハウスクリーニング会社は
大きな数字を動かせるのだからこそ
「よい職人さんを育てる仕組み」に投資したらよいのに(広告<人)
と思います。
私たちからすれば、めったに知り合えない良質の顧客層を抱えている
という強みを持っているわけですから・・・
「短絡的にハウスクリーニングビジネスで利ザヤを儲ける」
という発想を改めて
「長期目線で顧客や請負をしている職人などのステークホルダー全体が幸せになる仕組みづくり」
に注力してほしいと思います。
なんて
弱小企業から大手にボヤキ。
大手だからこそできるナイスな投資に期待!
おそうじマスターズは基本的に独立独歩スタイルですが
全体をよくしたいと考えている「話せる」取引先様はウェルカム♪
届かないだろうけど、書き記しておきます。