小学校から

体育館の床ワックス掛けのお問い合わせ。

 

平成29年5月29日に文部科学省は

「体育館の水拭き及びワックス掛けの禁止」を発表しました。

 

水拭きとワックス掛けは

フローリングの不具合（ささくれや剥離など）の

原因となるため、

生徒が怪我をする危険リスクが高くなります。

 

報告書によると、

体育館の床板の一部が剥離し、

腹部に突き刺さり大怪我となった事例が

平成18年から平成27年度までの間に7件確認されています。

 

このような背景から

体育館の水拭き・ワックス掛けは全面禁止となっています。

 

体育館フロアの管理不行き届きは致命傷です。

 

体育館ワックスの種類や床の清掃状況の悪さや

ホコリだらけであることも滑りやすい原因となります。

 

教室においても

木床のゴミやホコリの掃除が不十分であったら

滑りやすく危険です。

 

 以上のことから日ごろの清掃をしっかり行うことが、

一番大切であると言えます。

 

 

普段の体育館の清掃では、

乾いたモップや雑巾を使った乾拭きが基本です。

 

体育館使用前にモップ掛けをすると、

前日に舞い上がり、

翌朝落ちてきた埃を取ることになるので

スリップ防止に 効果的です。

 

床板の向きに沿って乾拭きをしましょう。

 

この時に、

モップや雑巾にひっかかりを感じる箇所があれば、

床板の傷みのサインです。

 

その場ですぐに応急処置をしましょう。

 

モップ掛け後はモップについた埃や砂を払い落とし、

定期的に洗濯をしてください。

 

外部から砂、埃、ワックス成分を持ち込まないように

出入口には足ふきマットを置くことも効果的です。

 

また、ラインテープの代わりに

ガムテープなどは使用しないでください。

 

ラインテープを剥がす際には、

一気に剥がさず、

斜めに少しずつ剥がしてください。

 

 

体育館を安心安全に利用するため、

日頃からメンテナンスを怠らないよう

維持管理が大切です。

 

気になる点は、早めに信頼できる専門業者へ

相談するのが良いでしょう。